2026年9月場所を振り返って 優勝争い 千秋楽 大の里ー安青錦戦 負けた安青錦に関して

 負けた安青錦は完敗に終わった。開き直った横綱に成す術なく敗れたという印象である。また厳しく言えば、大の里に勝てない限り上には上がれない。そして上体を起こされないためには立ち合いの当たりの強化と増量が不可欠である。

 それでも4日目から3連敗しながら首位に並んで相星決戦に持ち込んでおり、安定感は流石としか言いようがない。並の大関なら勝ち越すのがやっとという流れになって全くおかしくないところである。しかし8連勝し、相星決戦まで持ち込んだ。本人も場所を盛り上げられて良かったと語っており、ある程度は結果に納得しているかもしれない。

 そして気になるのが左足の状態である。7月場所後の検査では、親指の付け根2か所と足首内側の計3か所の骨折が判明した。師匠の元関脇安美錦の安治川親方も結び前に「結果はどうあれ、怪我なく帰ってくることを待っています」と話していたくらいである。見た感じでは先場所よりはマシなように見えたが、実際のところは分からない。また怪我の治療をしながら横綱を目指せるのかが興味深い。しっかり治した方が良さそうな気もするが、今後の判断が注目される。

続く