2026年9月場所を振り返って 優勝争い 千秋楽 大の里ー安青錦戦 勝った大の里に関して
勝った大の里は「朝起きた時から『腹決めて走る』。悔いの残らないような、弱気にならないような相撲を取ることだけを考えていた」という。そして腹をくくったことが賜杯を呼び込んだように見えた。もっとも連敗しており、追い込まれたことがプラスに働いたとも言える。やはり大の里の持ち味は出足と馬力である。八角理事長が語っていたように、安青錦の上体を起こせるのは大の里ただ一人である。横綱相撲で安青錦の連覇を阻んだ。
しかし潜在能力を考えれば12勝での優勝ははっきり言って物足りない。師匠の元横綱稀勢の里の二所ノ関親方は「13勝、14勝して初めて本人も納得できるんじゃないか。12勝が、また成長しようというきっかけになれば」と語った。そして本人も「嬉しいけど、ハイレベルな優勝を。13勝、14勝、全勝を目指す」と呼応した。
とはいえ不調を脱出したのは確かであり、結果を出したことが一番大きい。あとはこの後優勝回数を重ねて大横綱への道を歩めるかが焦点となる。これからも強い横綱を目指して稽古に取り組んで欲しい。
続く
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