頭を上げない男! 旭海雄 師匠の元関脇旭天鵬の紹介 相撲の取り口と丈夫さ

 右四つ、寄りを得意としていたが、左四つでも相撲が取れ、いわゆる「なまくら四つ」だった。私的に好きだったのは両上手の外四つでも相撲が取れた部分である。スケールが大きく、がっぷり四つになれば力を発揮した。

 そして怪我に強かったのも見逃せない。交通事故での謹慎による休場を除けば序二段時代の脱走による全休一度だけであり、幕内で休場したことは一回もなかった。また40歳になっても若々しい体の張りを保ち続けた。平幕優勝を果たした場所では解説の北の富士さんが「この人はあと5年は(相撲を)取れるね」と評した。

 結局41歳になる前に引退したが、十両で相撲を取る意思さえあれば、あと2~3年は相撲が取れたと思っている。もっとも年齢が年齢なので、親方業の方に意識が向いていたのかもしれない。

続く