2026年5月場所を振り返って 優勝争い 13日目 霧島ー琴栄峰戦 負けた琴栄峰に関して

 琴栄峰は3敗となり、優勝争いで一歩後退した。しかし力は出し切っており、霧島をあと一歩のところまで追い詰めた。特に印象に残ったのが握力の強さである。廻しを取った後霧島に切られそうになったが切られなかった。また切れなかったことで霧島は苦しい状況へ追い込まれた。兄の琴勝峰は差す相撲であり、廻しを取る相撲ではないが琴栄峰は廻しを取って力を発揮するタイプのようである。そして負けたとはいえ、今後に向けて自信になったのは確かである。個人的な見方だが、他の幕内力士に対するアピールにもなった気がする。この相撲内容が評価され、上位力士が胸を出してくれたり、申し合いに応じてくれたりということも十分あり得る。琴勝峰ほど体が完成されておらず、まだ体が大きくなりそうだ。スピードは持っており、あとは地力が付けば更に楽しみな存在となる。

 13日目終了時点で2敗は霧島、3敗は若隆景、義ノ富士、琴栄峰となった。数字上は霧島が連敗して4敗となることも考えられるが、連敗はないと見れば優勝争いは3敗までの4人に絞られたことになる。まずは霧島が白星を並べられるかだが、私的にはどこかで負けるだろうという見方は変わらなかった。よって直接対決は終わっているものの、3敗力士にも優勝の可能性があると見ていた。

続く