若隆景は大関になれるのか? 元大関増位山に関して 若隆景との比較
若隆景は9月場所で関脇9場所目となるので増位山の4場所より多い。そして増位山は幕内優勝はしていないが若隆景は1回優勝している。よって実績は若隆景の方が上である。また現在は大関は琴櫻一人であり、増位山の大関獲りの時と状況は同じである。審判部の判断次第だが、3場所トータル33勝に届かなくても大関に上げてもらえる可能性があると予測している。
体格的には身長は増位山の182センチに対して若隆景は183センチでありほぼ変わらない。体重は増位山の116キロに対して若隆景は136キロである。しかし増位山の現役時代は力士の大型化以前の時であり、大型化を踏まえればほぼ変わらないと見ていいと思う。
増位山は長らく平幕に停滞してから31歳で大関に昇進した。一方若隆景は関脇まで上がったものの右膝の手術で幕下まで番付を下げており、番付を戻しての大関獲りである。この部分はNHKの大相撲中継の専属解説者の琴風さんと似ている。また年齢は30歳であり、12月で31歳となる。よって年齢的にも似たような状況である。
相撲の取り口に関しては増位山は投げ技を主体としていた。一方若隆景は左右のおっつけを主体としているが、おっつけから技を繰り出す取り口であり、技巧派という部分は共通している。
このようにあらゆる部分で増位山と似ている。ただ増位山と違って若隆景は稽古一筋といったイメージがあり、本人は増位山と比較されては困ると思っているかもしれない。
続く
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