2025年7月場所を振り返って 優勝争い 13日目 草野ー霧島戦
草野は霧島戦だった。相撲は草野は右差し狙いだったが霧島に左からおっつけられて差せず、霧島に押し込まれた。しかし霧島の突っ張りに後退しながらも応戦すると右を差すと同時に下手を取り、ほぼ同じくして左上手も取り、自分十分の形を作った。しかし相手は元大関である。霧島も左上手を取っており、がっぷり四つに組んでどうかと思った。しかし両廻しを引き付けながら前に出ると右外掛けで霧島を仕留めた。
草野は3敗を守り、優勝争いに残った。強いのは分かっていたが、それでも新入幕で三役力士を倒すあたりはやはり大物である。またがっぷりに組んでも格上相手に気後れせず、自ら仕掛けるというのはなかなかできることではない。追う身ではあるものの、残り2日の土俵が非常に楽しみになってきた。
続く
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