負けん気の塊! 若碇改め藤ノ川 同部屋の錦木に関して 相撲の取り口
相撲の取り口は押し、左四つ、寄りを得意としているが、立ち合いが遅い。そして土俵際で残すと反撃に出るといった内容が多い。一方立ち合いの当たりが強いと先述の2023年7月場所のように手がつけられなくなる。ただ基本的にはツラ相撲であり、勝ちだしたら止まらない一方、負けだしたら止まらないタイプである。よってアテにはできない。相撲は抱えたまま前に出るなど、馬力を前面に押し出す内容が多い。また技を持っている学生相撲出身の力士とは対照的なのが面白い。
そして巡業の朝稽古では常に土俵に立つなど稽古熱心な力士であり、その姿勢は親方衆から評価されている。今場所は十両に陥落しており、34歳という年齢を考えると衰えてきた可能性もある。しかし安定感がある力士ではなく、もう少し様子を見てみないと分からないというのが私の見方である。
続く
最近のコメント