負けん気の塊! 若碇改め藤ノ川 父の大碇の甲山親方に関して 引退後

 その後2004年11月場所限りで現役を引退し、準年寄・大碇となった。2005年5月に借株で年寄・甲山を襲名し、年寄名跡を正式に取得した。現在は伊勢ノ海部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たっている。そして師匠の伊勢ノ海親方が協会の業務を中心とするようになってから、部屋の現場監督的存在になった。また相撲体操を通じて一般のファンへの相撲普及も図っている。そして大相撲中継の解説者としてテレビ出演することが多い。低音で関西弁の語り口が特徴的である。

 私生活では2013年に第4子の長女と妻を立て続けに亡くしている。それ以来東京場所では自身が3人の息子の育児を行った。また運動会の時は息子3人分の弁当を作って応援し、授業参観は可能な限り出向いた。なお次男は碇潟(いかりがた)という四股名で2025年1月場所で三段目付け出しデビューしている。そして三男も相撲を取っており、入門する可能性がありそうだ。

続く