負けん気の塊! 若碇改め藤ノ川! 2024年9月場所千秋楽の欧勝海戦 相撲に関して

 この場所は西幕下2枚目で3勝3敗であり、7番相撲は十両の土俵で欧勝海戦だった。いわゆる入れ替え戦ということで勝てば勝ち越すと同時に新十両の可能性が高くなる一番となった。

 相撲は若碇が1回突っ掛け、二度目の立ち合いで立った。そして若碇が頭からぶちかますと右前廻しを取り、左も差して十分な形を作った。しかし欧勝海の方が体が一回り以上大きい。しかも四つに組むと滅法強さを発揮するタイプである。その後欧勝海が左をこじ入れると若碇の右前廻しが徐々に深くなり、上体も起きてきた。よって欧勝海が少しずつ有利な体勢を作った。しかし若碇は頭を付けて何とかこらえると右からの出し投げで欧勝海を揺さぶった。それでも欧勝海はこらえ、再度土俵中央で両者の動きが止まると館内から大きな拍手が上がった。その後若碇が再度右からの出し投げで欧勝海を振り回すと右内掛けからの掛け投げで欧勝海を裏返しにした。私的には手詰まり感もあったのでこの勝ちには正直驚いた。

続く