叔父に追いつけ!豊昇龍 最後に

 今後に関しては9月場所は東前頭筆頭となり、初日から上位力士と対戦する厳しい番付だが、結果は気にせず、力試しのつもりで挑戦してほしい。白鵬が弟弟子のコロナ感染の影響を受け、休場するのは残念だが、それでも照ノ富士がいる。また2大関も貴景勝はカド番、正代も勝ち越すのがやっとといった状況であり、付け入る隙は十分ある。また仮に負け越したとしても失うものは何もない。経験が積めるだけでもプラスである。

 大関には既に勝っており、自信をもって土俵に上がれると思う。あとは本場所で経験を積む一方、部屋では明生と稽古しつつ、増量を心掛ければ自然と番付は上がっていくはずである。あとは少しずつでいいので目先の一番ではなく、15日間トータルとして結果が出せる力士になりたい。一筋縄ではいかないと思うが、協会の看板を背負って立つ資格があると私は見ている。強くなると同時に足技で観客を魅了するような相撲をこれからも期待したい。

終わり