2025年3月場所を振り返って 優勝争い 9日目まで 高安の活躍

 さて優勝争いに関しては前半戦は4日目に役力士の全勝がいなくなり、5日目に全勝力士がいなくなったということで大混戦となった。また注目された新横綱豊昇龍は8日目に高安に敗れて3敗目となり、優勝が厳しくなった。8日目終了時点で1敗は大の里と平幕の高安と美ノ海の3人、そして2敗はいずれも平幕の尊富士、玉鷲、明生の3人となった。役力士は大の里一人しかおらず、先が見通せない展開となった。そんな状況で主役に躍り出たのが35歳の元大関のベテラン高安である。8日目は豊昇龍を一方的な内容で破り、2年半ぶりとなる金星を挙げた。上位陣との対戦を残しているとはいえ、後半戦に向けて弾みがつく相撲であり、優勝の可能性を感じさせる一番だった。また今場所はこれといった怪我も見当たらず、期待が膨らんだ。

 9日目は美ノ海は時疾風に敗れて2敗に後退した。一方高安は大関・琴櫻を下手出し投げで破り、2日連続で上位力士を撃破した。また大の里も阿炎に勝ち1敗を守った。9日目終了時点で1敗は大の里と高安の2人、そして2敗は尊富士と美ノ海の2人となった。

続く