角界の鉄人! 玉鷲 来歴 2022年 3場所連続金星と二度目の幕内優勝
2022年は平幕上位に定着し、息を吹き返した。1月場所は6日目に23連勝中だった横綱・照ノ富士を突き落としで破り、4個目の金星を獲得した。3月場所も5日目に照ノ富士を押し倒しで破り、2場所連続5個目の金星を挙げた。37歳4か月での金星は昭和以降では史上5番目の年長記録となった。そして次の5月場所は6日目に照ノ富士を押し出しで撃破し、3場所連続6個目の金星を獲得した。同一の横綱からの3場所連続金星は栃ノ海に対しての大豪以来で57年ぶりで、昭和以降では5人目の記録となった。
7月場所からは現役関取最年長となった。この場所は照ノ富士と対戦したが突き落としで敗れ、4場所連続金星は成らなかった。その後13日目に片男波部屋の関係者が新型コロナに感染し、ガイドラインに従って初土俵以来初めて休場することになった。ただし新型コロナに関連する休場は本人の意向によるものではないため、連続出場は継続となった。
次の9月場所は番付据え置きで東前頭3枚目で迎えたが13勝2敗で2度目の優勝を果たすと同時に2度目の敢闘賞を受賞した。この場所に関しては後ほど触れたい。翌11月場所は3年ぶりに三役に復帰し小結で迎えたが6勝9敗で負け越した。
続く
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