朝乃山は大関に復帰できるのか? 高砂部屋の問題
・高砂部屋の問題
朝乃山に関連してコンプライアンス委員会が調査したところ、先代高砂親方の元大関朝潮が2020年春頃からの原則私的外出禁止期間に朝乃山や付け人を近くの飲食店に連れ出していたことが分かり、同委員会の聴取を受けて認めた。そして元朝潮の錦島親方は6月1日に退職届を提出し、同月10日付で受理された。朝乃山に処分が下された前日の退職届受理であり、事実上お咎めなしとなった。それでも去年11月場所前に元朝赤龍と名跡交換をする前までは師匠であり、その責任は非常に重い。またコンプライアンス委員会は師匠から退いた後も高砂部屋の建物に住み続け、現師匠の元朝赤龍が部屋への通い親方の形となったことを問題視していた。結局元朝潮は夏までに部屋を引き払い、元朝赤龍が部屋の家主となるようである。
元朝潮と言えば少し前は朝青龍が度重なる問題行動を起こし、手を焼いていた記憶がある。現在のコロナの状況で場所中に飲食店に足を運んでいるようでは師匠として手本を示しておらず、朝青龍も師匠に従うはずがない。また本人に責任はあるものの、師匠がこのような行動を取っていては朝乃山も師匠と同じ行動を取っても不思議ではない。
結局元朝潮が高砂部屋から出ていくことで一応の決着とはなったものの、元朝赤龍の現師匠はモンゴル人であり、口うるさく言わないタイプのようだ。元朝潮が部屋から居なくなったとしても今後に向けては少し不安が残る。
続く
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