元大関の肩書を嫌う男! 正代 初優勝と大関昇進
次の2020年7月場所は11勝4敗の好成績で5度目の敢闘賞を受賞した。14日目は単独先頭の照ノ富士を破る活躍があり、評価されての受賞となった。また自身初となる三役での二桁勝利を記録した。
同年9月場所は4日目に照ノ富士、そして7日目は隠岐の海に敗れたものの、その後は白星を重ねた。そして終盤は13日目は貴景勝を突き落とし、14日目は朝乃山を押し倒しで破った。千秋楽は新入幕で11勝3敗の翔猿を突き落としで破り、初優勝を決めた。また熊本県出身力士では年6場所制定着以降初の幕内優勝となった。それと同時に1月場所で優勝を逃した経験を生かしての初優勝だった。初優勝に関してはまた後ほど触れたい。
打ち出し後、伊勢ヶ浜審判部長が大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長に要請した。そして場所後の番付編成会議と臨時理事会において、大関昇進が満場一致で承認された。新大関は2020年3月の朝乃山以来であり、時津風部屋からは元理事長の豊山以来57年ぶりとなった。また熊本県出身では、1962年7月の栃光以来58年ぶりとなった。
続く
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