紫雷は入幕できるのか? 再十両、そして現在まで
次の3月場所は西幕下11枚目からのスタートだったが、ここからが頑張った。2023年5月場所は東幕下筆頭の地位で5番相撲で勝ち越しを決め、9場所ぶりの十両復帰を確定的にした。とって2023年7月場所が事実上の新十両の場所であり、絹の締め込みを締め、母校の化粧廻しも披露できた。そのままお蔵入りになった可能性もあり、本人もホッとしたに違いない。
再十両の場所は8勝7敗で勝ち越すとその後は十両に定着した。しかし相撲内容を見ると勝ったり負けたりであり、十両定着はできても、上を目指すのは厳しいといった土俵が続いた。ただ年齢は30代であり、このまま衰えてもおかしくない。ということでどうなるか注目していた。
すると2024年11月場所は十両通算10場所目にして初の二桁勝利となる10勝をマークした。十両上位の力士にも勝っており、内容的にも新入幕の可能性が出て来たと言っていいと思う。
続く
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