紫雷は入幕できるのか? 不祥事による休場
その後同年12月22日、日本相撲協会は紫雷が違法賭博に関与した疑いがあるため、師匠の判断で2022年1月場所を休場すると発表した。同部屋の英乃海も同じく休場を発表していた。後に2021年9月に摘発された草加市の違法カジノ店に出入りし賭博に関与した疑いで、埼玉県警が英乃海と紫雷の2人を事情聴取していたことが2022年1月8日に報道された。そして両社ともにコンプライアンス委員会の聴取で賭博への関与を認めた。
同年1月27日、日本相撲協会は英乃海には出場停止1場所と報酬減額(20パーセント)2か月、紫雷はけん責処分とした。紫雷は当時は英乃海の付け人としての関与であり、英乃海より処分が軽くなった。また英乃海の賭け金は10万円以下であり、常習性はないということで重い処分は下されなかった。
自らまいた種とはいえ、本人のショックは大きく、休場中は食事が喉を通らなかった。そして175キロあった体重が140キロまで落ち、その後は体重を計測する気にもなれなくなった。また母校の埼玉栄高校から手元に届いた化粧廻しもお蔵入り状態で、見る気にもなれなかった。
続く
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