若元春と若隆景は大関になれるのか? 周囲の状況

 大関以上は現在は一横綱三大関であり、照ノ富士は2場所連続休場中である。満身創痍であり、引退間際と言われても仕方のない状況である。そして三大関はいずれも横綱になれる可能性があり、琴櫻と豊昇龍は来場所は綱取り場所となる。先々は三大関が全て横綱となり、大関不在となる可能性も!?。ちなみに千代の富士が横綱に昇進し、琴風が大関となる間の1場所だけだが、昭和56年9月場所は大関不在となったようである。また一人大関も昭和50年代の貴ノ花、千代の富士、琴風の3人だけであり、ひょっとしたら再び珍事が起こるかもしれない。

 三役に関しては他の三役力士は大栄翔と阿炎の2人である。若元春、若隆景と力の差はないが、大関となると現状では少し厳しいかもしれない。よって私的には若元春と若隆景の2人を少しだけ上位と見ている。

 平幕に関しては隆の勝は地力は上位だが、三役から陥落して2年以上が経っており、大関となると少し苦しいか?。それよりも初優勝の方が現実的である。若手力士については王鵬、熱海富士、豪ノ山、尊富士といったところが大関候補として挙げられる。しかしいずれも三役には上がれておらず、まずは三役昇進が目標となる。

 また上位力士に関しては二横綱・四大関が理想とも言われており、現在は一横綱・三大関なので2人が上がれる可能性は十分ある。協会幹部が待ち望んでいる状況ではないが、それなりの成績を挙げれば上がれそうである。

続く