2024年11月場所を振り返って 三賞に関して

 三賞は殊勲賞は東前頭3枚目の阿炎が2度目の受賞を果たした。成績は11勝4敗だった。三賞受賞は初優勝を果たした2022年11月場所で敢闘賞を受賞して以来2年ぶりとなった。7日目に全勝だった豊昇龍を破っており、高田川審判部長が「ここ一番で殊勲星を挙げた」と評価した。

 技能賞は東前頭2枚目の若隆景が5度目の受賞となった。成績は10勝5敗だった。三賞受賞は先場所に続いて2場所連続となり、技能賞受賞は2022年9月場所以来2年ぶりとなった。持ち味のおっつけで攻める相撲が評価された。

 そして敢闘賞は千秋楽に勝てばという条件付きで隆の勝が候補となったが若隆景を叩き込みで破り、4度目の受賞を決めた。成績は11勝4敗だった。三賞受賞は今年7月場所で12勝を挙げ、敢闘賞を受賞して以来2場所ぶりとなった。11日目まで1敗であり、二大関とともに優勝争いを引っ張ったことが評価された。

 他の候補に関しては豪ノ山は11勝をマークしたものの、14日目に若元春に負けたのが痛かった。勝っていれば候補に挙がっていたものと思われる。そして入幕2場所目の阿武剋は14日目まで9勝5敗であり、千秋楽白星の条件付きで敢闘賞の候補に挙げても良かったかもしれない。結果論だが、13日目に若隆景に勝っていれば可能性があったと見ている。

 受賞者に関しては極めて妥当な判断であり、隆の勝は条件付きというのも当然である。また受賞者はいずれも三賞の常連という印象もある。

続く