2024年9月場所を振り返って 大の里優勝と記録に関して
2024年9月場所は関脇大の里が2場所ぶり2度目の優勝を果たした。成績は13勝2敗だった。また大関昇進の目安となる3場所合計33勝を上回る34勝をマークした。そして初土俵から所要9場所での史上最速大関昇進となった。
勿論記録はこれだけではない。
・新入幕から所要5場所で2度目の優勝は、栃木山の7場所を上回る史上最速
・関脇以下で年間2度の優勝は、1992年の貴花田(後の横綱貴乃花)以来2人目
・初土俵から負け越しなしで優勝2度は昭和以降初
・関脇と小結でそれぞれ優勝するのは史上初
・大関昇進直前の3場所で2度優勝したのは、1934年春場所後の男女ノ川以来、90年ぶり史上2人目
・史上初のちょんまげ大関誕生
ということで出世のスピードを考えれば大関昇進は通過点となる可能性が高い。そして相撲の取り口がまだ完成されておらず、末恐ろしさを感じる。いずれにしても看板力士の誕生は嬉しい限りである。それでは場所を振り返っていきたい。
続く
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