逃げない相撲を取る男! 大栄翔 来歴 三役昇進まで
新十両の場所は8勝7敗で勝ち越した。その後は十両に定着し、2015年7月場所は西十両筆頭で9勝6敗で勝ち越した。そして翌9月場所で新入幕となった。しかし二場所連続で負け越し、2016年1月場所は十両に陥落した。しかし一場所で再入幕すると3月場所は10勝5敗という成績で幕内で初めて勝ち越した。しかし幕内定着はできず、同年11月場所は5場所ぶりの十両での土俵となった。
そして2017年1月場所は東十両2枚目で迎えたが12勝3敗の好成績で十両優勝を果たし、翌3月場所で幕内に復帰した。その3月場所では11勝4敗の好成績を挙げると次の5月場所では初の上位総当たりとなる東前頭3枚目に番付を上げた。しかし中日負け越しの上に三役以上からは白星を挙げられなかった。成績も4勝11敗であり、上位の壁に跳ね返された。その後は幕内に定着するも平幕上位に上がると負け越すといった場所が続いた。そして本場所の土俵で揉まれる一方、巡業の稽古では当時大関だった照ノ富士に指名されて15番取って3番勝つなど、上位陣から一目置かれる存在になりつつあった。
芽が出てきたのは2019年である。3月場所は自己最高位の東前頭2枚目で7勝8敗で負け越すも、その後は幕内上位の番付に定着した。そして同年9月場所は鶴竜から初金星を挙げ、8勝7敗で勝ち越した。翌11月場所は2日目に初めて横綱白鵬に勝ち、二場所連続で金星獲得となった。また8勝7敗で勝ち越し、東筆頭での勝ち越しということで翌2020年1月場所での新三役を確実とした。また金星を献上した白鵬は大栄翔戦がこの場所唯一の黒星である上に優勝しており、そのことが評価されて自身初三賞となる殊勲賞を受賞した。そして場所後の12月24日の2020年1月場所番付発表で正式に西小結の地位に就いた。
続く
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