嫌らしい相撲を取る男! 翔猿 部屋の紹介

 追手風部屋は2024年7月場所現在、大栄翔が小結であり、平幕には翔猿と遠藤がいる。そして十両力士が3人おり、合計6人を擁する一大勢力となっている。また師匠が日大出身ということで翔猿だけでなく、遠藤、大奄美、剣翔なども日大出身であり、日大閥が強い部屋である。兄の英乃海が所属する木瀬部屋の師匠も日大出身であり、同じく日大閥が強い部屋である。ただ英乃海の話によると木瀬部屋は各力士の自主性に任せて稽古をする一方、追手風部屋はノルマがあり、やらされる稽古が多いようである。しかし英乃海が言うようにどちらがいいとは言えない。おそらく追手風部屋の力士は稽古量の多さが土台になっていると思われる。また遠藤と剣翔は膝の大怪我をしているが手術はせず、そのまま現役を続行している。一般的には手術をした方がいいのかもしれないが、手術をすると筋力が大幅に落ちるので復帰までに時間を要するのも事実である。おそらく師匠が一からやり直してという考え方ではないのだと思う。部屋頭の大栄翔を見てもスタミナは十分であり、丈夫な力士が生き残るというのを証明している。また日大とのパイプは太く、当分は今の勢力を保ちそうである。

続く