館内を盛り上げる男! 翠富士 師匠の伊勢ケ浜親方に関して
師匠の伊勢ケ浜親方は第63代横綱旭富士である。優勝回数は4回であり、右四つ主体の技巧派として活躍した。そして引退後は安治川部屋を継承した後伊勢ヶ浜部屋を再興した。日馬富士と照ノ富士の二横綱を育成したのは立派の一言である。
さて弟子に関してだが、自身は近畿大学を二年で中退している。しかし幕内に上がると近大関係者からはOB扱いされるようになった。それに違和感を感じ、大関昇進後に同大学通信教育部へ入学し直して卒業している。そして近畿大学出身者は中退を含めれば部屋には現楯山親方の元幕内誉富士、宝富士、翠富士、錦富士がいる。
また最近話題となっているのが静岡県にある飛龍高校である。飛龍高校出身者は部屋には翠富士と熱海富士の二人の関取がおり、幕下以下にも聖富士、颯富士がいる。そして去年の12月には同校3年の鈴木塁智の入門が決まり、3月場所は鈴ノ富士という四股名で序ノ口でデビューしている。師匠によると飛龍高校は根性のある子が多いみたいだ。関取の二人だけでなく、聖富士、颯富士を見てもよく分かる。他の部屋に先んじてスカウトで新規開拓をしており、育成だけでなくスカウトとしても能力を発揮している。その部分は先代の佐渡ヶ嶽親方だった元横綱琴櫻と非常に似ている。力士数も2024年3月場所現在で24人おり、大部屋である。
そんな師匠も来年7月で65歳となり、定年を迎えるが照ノ富士が部屋を継承するものと見られている。
続く
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