2024年1月場所を振り返って 優勝争い 場所前~8日目まで

2024年2月7日

 場所前は横綱照ノ富士が3場所ぶりに出場する意向を示した。そして霧島の綱取り、琴ノ若の大関獲りに加えて熱海富士の上位挑戦や大の里の新入幕など話題が盛りだくさんの中で初日を迎えた。

 前半戦は注目の横綱は2日目に若元春に敗れ、不安が残るスタートとなった。そして7日目は正代に敗れて2敗目を喫した。いずれも正面から寄り切られての黒星であり、内容的には優勝以前に15日間持ちこたえられるか心配になるくらいだった。またもう一人心配だったのが貴景勝である。首痛により年明けの1月6日と7日の二所一門の連合稽古は不参加となった。そして9日の横綱審議委員会による稽古総見は参加したものの、関取衆相手に2勝6敗と精彩を欠いた。結局強行出場したものの3日目は若元春に敗れ、4日目から休場した。首痛の影響で右腕に力が入らないという状況であり、情報の限りではかなり深刻である。3月場所は8度目のカド番となるが、首痛は完治するものではなく、再び厳しい状況に追い込まれた感じがする。今後の動向に注目である。

 さて前半戦は前頭7枚目まで番付を下げた朝乃山が8日目に敗れ、全勝がいなくなった。1敗は琴ノ若、朝乃山、阿武咲、大の里の4人となった。そして2敗が照ノ富士、霧島、豊昇龍、大栄翔、王鵬の5人となった。普通に考えれば朝乃山が優勝争いの中心となるところである。しかし朝乃山は8日目の玉鷲戦で右足首を痛め、9日目から休場となった。そうなると関脇の琴ノ若が中心となるところだが琴ノ若は優勝経験がない。また2敗力士5人のうち4人が役力士であり、星を落とさずに追走できるかがポイントになりそうな気がした。あとは新入幕の大の里である。先場所同様、相手を圧倒する内容で白星を重ねており、後半戦も注目の存在となった。

続く