目指すは大関! 豪ノ山 来歴その1
豪ノ山は入幕3場所目となるが、新入幕だった7月場所は二桁勝利を挙げ、敢闘賞を受賞した。そして9月場所は平幕中位となる東前頭5枚目に番付を上げたが9勝6敗で勝ち越した。平幕中位の番付は勝ち越すのが大変な位置だが、9勝を挙げたというのは実力がある証拠である。そして今場所は東前頭4枚目となった。相撲内容を含めて三役が視野に入ってきたと言っていいと思う。それでは豪ノ山を紹介したい。
豪ノ山は大阪府寝屋川市出身で武隈部屋所属であり、年齢は25歳である。身長177センチ、体重154キロであり、突き・押しを得意としている。小学校1年次から地元の寝屋川相撲連盟で相撲を始め、小学校4年次から6年次にかけてわんぱく相撲全国大会と全日本小学生相撲大会に3年連続で出場した。また小学生の頃から大阪場所の時に家の近所に境川部屋が稽古場や宿舎を構えており、大阪場所が来るたびに出入りしていたようだ。中学時代は地元の寝屋川市立第九中学校で校長に事情を話したら相撲部を創設してくれた上に校長自らが顧問になってくれた。そして全国中学校相撲選手権大会で埼玉栄高校の山田道則相撲部監督に声を掛けられ、懇意にしている豪栄道や妙義龍の出身校ということもあり、相撲留学したいという意欲を示した。母は本当は高卒で入門したかったのだろうと思っていたが、高校1年の時に怪我をした影響から高校の先生の勧めもあり、中央大学法律学部法律学科に入学した。大学の同期には元十両で現在は幕下の栃武蔵らがいる。1年次に全日本学生相撲選手権でベスト32入りし、主将を務めた4年次には学生選手権で個人準優勝という実績を残した。また大相撲の三段目100枚目格付出の資格を獲得した。
続く
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