2023年5月場所を振り返って 優勝争い その3

 10日目は照ノ富士と朝乃山が勝って1敗を守ったが明生は北青鵬に敗れ、2敗に後退した。相撲は北青鵬が立ち合いで右に動き、右上手を取った。しかし明生も右で廻しを取り、動きながら相手の右上手を切ると二本差し、一気に寄り立てた。北青鵬は再び右上手を取るも明生が左を深く差し、勝負あったかに見えた。しかし北青鵬は右上手を命綱にして徳俵で左足一本で残す。結局明生は寄り切れず、再度寄ったものの右からの上手投げで転がされた。負けた明生よりも驚異的な粘りを見せた北青鵬の相撲に驚かされた。今場所一番盛り上げたのは横綱でもなく、霧馬山でもなく、間違いなく北青鵬である。身長2メートル4センチの長身で右四つの相撲を得意としているが、左右どちらでも上手を取れば十分であり、今後が非常に楽しみな存在である。

 さて10日目終了時点で1敗は照ノ富士と朝乃山の二人。そして2敗が霧馬山、明生、北青鵬の三人となった。

続く