目指すは貴景勝! 若ノ勝 2026年1月場所千秋楽の藤凌駕戦
この場所は東十両11枚目で迎えていた。また14日目終了時点で11勝3敗であり、優勝争いで単独トップに立っていた。そして千秋楽は藤凌駕戦となり、勝てば優勝という大一番となった。ただ過去の対戦成績は2戦2敗であり、合い口がいいとは言えない。同じく突き・押しを得意としている藤凌駕の方が体が大きく、その真価が問われた。
相撲は頭からぶちかました後突っ張って藤凌駕の上体を起こし、土俵際まで追い詰めた。そして藤凌駕が右へ回り込んだところを横に向かせ、最後は体をぶつけるようにして西土俵に送り出し、十両優勝を決めた。フタを開けてみれば真っ向勝負から一方的な内容で藤凌駕を圧倒した。
8勝7敗だった2025年11月場所は再十両の場所だった。勝ち越して十両の地位は守ったものの、元大関貴景勝の湊川親方はその内容が不満だった。千秋楽の打ち上げパーティーで二人だけになると湊川親方は「このままでは駄目だ。十両のままならそれでいい。でもそうじゃないだろう」と諭した。そして言った。「1分かかってもいいから、突き、押しだけやってみろ」。湊川親方は「あの場所の相撲内容がゼロだった。左四つでも取れるが、突っ張りを徹底した方がいいと思った」と語った。稽古場では引く素振りすら許さないようである。
確かに廻しを取っても相撲が取れるが、廻しを取ると私的には精神面の弱さが顔をのぞかせる印象がある。よってプラスになる部分は何もない。その意味で湊川親方の言うことは本当によく分かる。また突き押しには威力があり、新十両の頃から素質が評価されていた。当分は師匠になった湊川親方の下で突き押しに徹底的に磨きをかけることになりそうだ。
続く
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