今年の大関候補2023 高安
1月場所は久々に関脇に復帰したが途中休場となった。3月場所はまた平幕から出直しとなる。
・去年1年に関して
コロナ関連で2場所休場したが、3場所で優勝争いに絡む活躍をし、存在感を見せた。相撲内容も大関の頃に比べると相手を見ながら相撲を取れるようになってきており、相撲の完成度に関しては今の方が上である。ただ去年1年に関しては全て平幕の番付だったことは付け加えておきたい。
・課題
特にこれといって見当たらない。元大関であり、実績もある。あとは三役に上がり、二桁勝利を挙げ、星を揃えていけるかといったところである。
・今後に向けて
1月場所は右膝を痛めての途中休場となったが、去年の11月場所も右足親指を痛めている中での土俵であり、今後も怪我を抱えながらの場所が増えそうだ。年齢も2月で33歳となる。また身長187センチ、体重184キロの大型力士であり、体型を見ても怪我するかどうかギリギリのところまで追い込んで土俵に上がっている印象である。
平幕でも上位力士と当たらない番付まで落ちれば優勝できる力は持っている。ただ三役に上がり、連続して二桁勝利を挙げられる力までは持っていないのではないかというのが私の見方である。
ということで怪我などを考えれば、後先を考えずに一日一日精一杯土俵を務め、まずは初優勝を狙うのが良さそうな気がする。そして連続して大勝ちした先に大関復帰があれば理想的である。現役生活はいつまでも続く訳ではなく、一場所一場所全力を尽くし、引退後に後悔が残らないように頑張って欲しい。
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