2026年3月場所を振り返って 優勝争い 12日目 豊昇龍ー霧島戦 相撲に関して

 相撲は霧島が左上手を狙ったのに対し豊昇龍は左から張っての右差し狙いだった。結果的に豊昇龍の張り差しは失敗に終わり、霧島は左上手をしっかりと取った。こうなればあとは霧島の流れである。霧島が左上手投げで振り回し、豊昇龍に寄り立てられたものの左へ回り込むと同時に左廻しは許さない。そしてそのままの流れで左へ体を開いての上手投げが決まった。大一番は霧島の完勝に終わった。

 勝った霧島は1敗を守り、残り3日あるものの優勝に大きく近づいた。また2場所前は平幕ではあるものの、大関昇進の目安となる直近3場所33勝の目安に到達した。何より優勝争いのライバルを直接対決で蹴落とした意味は大きい。あとは琴勝峰との争いを制するだけである。

 負けた豊昇龍は3敗目となり、横綱初優勝の悲願が遠のいた。敗因は張り差し失敗である。霧島に読まれており、左上手を取られた時点で勝負は決していた。ただコラムで琴風さんが指摘していたが、背中には治療の痕が残っていた。よって首を痛めており、頭から当たれないので張り差ししか選択肢がなかったのかもしれない。そう考えると相撲を取る前から勝負が決まっていたということになるのだが・・・。

 12日目終了時点で1敗は霧島、2敗は琴勝峰、そして3敗は豊昇龍と豪ノ山の二人となった。また霧島と琴勝峰は対戦しておらず、残り3日でどこで当てるかが焦点となった。

続く