2026年3月場所を振り返って 優勝争い 12日目 豪ノ山ー琴櫻戦

 次は豪ノ山が土俵に上がり、結び前で琴櫻戦が組まれた。過去の対戦成績は琴櫻が8勝1敗でリードしている。逆に豪ノ山は苦手としているものの、琴櫻は体が大きく、立ち合いから動くような力士ではないので力試しとしては持ってこいの相手である。

 相撲は豪ノ山がぶちかましてから押し込んだが琴櫻に左を差され、左に回り込まれると豪ノ山の上体が徐々に起きた。そして押し切れないと踏んだ豪ノ山は琴櫻の左を振りほどいて体勢を立て直した。しかし琴櫻に細かく突き立てられると徐々に後退し、最後は右からいなしたものの、そのまま押し出された。

 これで豪ノ山は3敗目となり、優勝争いから後退した。右からのおっつけが甘く、左を差されたことが敗因である。そして残念だったのは左を振りほどいた後である。琴櫻を見すぎたことで突き立てられた。確かに琴櫻に上手く対応されたのは事実である。しかし結果は別にして、ぶちかますなど前に出る姿勢を見せない限り三役には上がれない。一気に攻めた時は力を発揮する一方、二の矢の攻めが甘く、今後はそういった部分を頭に入れて稽古に取り組んで欲しい。

 勝った琴櫻は勝ち越しを決めた。残り3日間で二桁勝利を目指すことになる。

続く