2026年3月場所を振り返って 霧島優勝に関して

 2026年3月場所は関脇霧島が14場所ぶり3度目の優勝を飾った。成績は12勝3敗だった。14日目は安青錦に敗れたものの、2差で追っていた横綱豊昇龍と平幕の琴勝峰がともに敗れたため、千秋楽を待たずして優勝が決まった。また千秋楽の取組後に大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長に要請し、了承されたため霧島の大関復帰が確実となった。

 3場所トータル34勝であり、大関昇進の目安となる33勝を上回っている。ただ2場所前は平幕であり、成績だけを見れば大関復帰は微妙なところである。しかし優勝したことが審判部に高く評価された。また今場所の上位力士は大の里が休場、綱取りだった安青錦が負け越すなど不安定であり、看板力士が求められる状況も霧島にとってプラスに働いた。

 そして大関復帰に関しては、大関から関脇に転落しても、その場所で10勝以上を挙げれば復帰できる特例がある。この特例の対象とならず、好成績を続けて大関に返り咲いたのは過去、魁傑と照ノ富士(後の横綱)しかいない。よって大関復帰は快挙とも言える。

続く