2026年1月場所を振り返って 優勝争い 12日目 琴櫻ー阿炎戦

 12日目。2敗の阿炎は琴櫻戦だった。過去の対戦成績は琴櫻が13勝6敗とリードしており、直近は琴櫻が3連勝している。また阿炎は前日は立ち合い変化で獅司に勝っており、普通に考えれば変化は使えない。よって琴櫻が有利と見ていた。

 相撲は琴櫻のモロ差し狙いに対し阿炎は右を差す立ち合いを見せた。そして阿炎は右は差せたものの、琴櫻得意の右四つ左上手に組まれてしまった。これではどうにもならない。右から掬って抵抗したが、最後は吊り出され、3敗に後退した。

 勝った琴櫻は勝ち越しを決めた。相手を見ながら当たっており、変化も頭に入っていたみたいだ。落ち着いた内容であり、大関らしい相撲を取った。

 負けた阿炎は前日変化というカードを切っており、相撲を取る前から厳しい状況だったと言える。両ヒジにサポーターが巻かれており、今場所は体が動いている一方、本来の突き押し相撲は取れていない。以前ならのど輪で突き起こせていたが、突き起こしに行けないのが現在のヒジの状態を物語っている。右四つに組む立ち合いは奇襲だったのかもしれないが、結局失敗に終わった。

続く