大嶽部屋継承に関して 始めに
2025年9月29日限りで元十両・大竜の大嶽親方が定年となるため、同日付で同じ二所ノ関一門所属の片男波部屋の部屋付き親方の元幕内・玉飛鳥の熊ヶ谷親方と名跡交換することになった。そして熊ヶ谷親方が大嶽部屋を継承することが同年7月31日開催の理事会で承認された。また元大竜は熊ヶ谷となり、参与として大嶽部屋に残ることになった。
私的には大嶽部屋がどうなるかが非常に気になっていた。師匠が定年だが部屋付き親方がおらず、他の部屋と合併して消滅すること考えられた。そして実際に2年ほど前から(大嶽部屋を閉鎖して、他の部屋に)合併という方向で、話が進んでいたようだ。
しかし2025年の始めから大鵬道場の消滅を残念がる声が聞かれるようになった。そして元玉飛鳥は「大鵬道場をどうにかして残してくれないか」とお願いされた。その後二所一門の理事の親方たちに全面的に協力してもらい、部屋継承となった。
師匠の定年で他の部屋の部屋付き親方が師匠となるケースはたまに見られる。それでも人間関係は一朝一夕にできるものではなく、閉鎖されるというのが自然の流れである。しかし大横綱大鵬が興した部屋が受け継がれており、その意味で関係者も残す方向で動いたということだと思う。また玉飛鳥は同じ一門ではあるものの、大鵬及び大嶽部屋とつながりがあったようには見えない。よって周囲に外堀を固められたのかもしれないが、よく継承したと思う。ますはその決断に敬意を表したい。
続く
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