大相撲9月場所個別評価 白鵬

2020年11月22日

 白鵬は9月場所は全休した。8月13日に右膝の内視鏡手術を受け、番付発表後も柔軟運動はできるものの、四股やすり足を行うまでには至っていないということで休場は予測できた。手術をしたので本人も9月場所は休場し、11月場所に再起を懸ける計算だったと思う。しかし当然だが千秋楽翌日に開催された横綱審議委員会で厳しい意見が相次いだみたいだ。白鵬は2場所連続皆勤は3年前にさかのぼる。以降は皆勤した7場所で5回優勝している一方、休場は全休5場所を含めて11場所を数える。万全を期して出場すれば強さを発揮するが休場も多いというのが現状である。そして横審も休場の多さに我慢ができなくなっての厳しい意見と言える。11月場所の結果次第では厳しい状況に追い込まれる可能性も出てきた。

 11月場所に向けては怪我の回復具合がポイントである。ただ出稽古できないのは白鵬にとってはマイナスである。部屋には幕内の炎鵬と石浦がいるがいずれも小兵力士である。胸を出すことはできても実戦での稽古相手にはならない。結局稽古相手は体格のある幕下の宝香鵬になってしまう。あとは調整を上手くできるかどうかである。やはり体力の低下を経験でカバーできるかどうかが焦点である。しかし大横綱であるのは間違いないので出場してきたときは若手力士の挑戦を退けられるかに注目したい。