2025年11月場所を振り返って 三賞に関して
三賞は殊勲賞は初優勝を果たした関脇・安青錦が初受賞となった。優勝すればの条件付きだったが本割で琴櫻に勝って豊昇龍との優勝決定戦に臨み、豊昇龍を破って受賞を決めた。また新入幕からの5場所連続三賞受賞は大の里に次いで2人目となり、歴代最長に並んだ。成績は13勝2敗だった。
敢闘賞は東前頭2枚目の霧島と東前頭8枚目の一山本が受賞した。どちらも千秋楽に勝てばという条件付きだったが勝って受賞となった。霧島は5場所ぶり3度目の敢闘賞受賞であり、三賞は技能賞を受賞した今年5月場所以来3場所ぶりとなった。一山本は2年前の11月場所以来となる受賞だった。成績は両者共に11勝4敗だった。
技能賞は安青錦と東前頭5枚目の義ノ富士が受賞した。安青錦は3場所連続3度目の受賞となり、殊勲賞とのダブル受賞となった。義ノ富士は2場所ぶり2度目の受賞となった。大の里や安青錦を倒した相撲内容が高く評価された。成績は9勝6敗だった。
私的には安青錦と義ノ富士の受賞は文句なしだが、霧島と一山本は個人的にはあまり印象に残っておらず、11勝という数字で受賞が決まったという感じがする。また残念だったのは時疾風である。終盤まで優勝争いに絡んでおり、あと一番勝っていれば受賞もあったと思う。力を付けており、チャンスがいずれ巡って来そうである。
続く
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