角界のおにぎり君! 隆の勝 来歴 入門まで

 隆の勝は千葉県柏市出身で常盤山部屋所属であり、年齢は31歳である。また身長184センチ、体重172キロであり、押し、右四つ、寄りを得意としている。

 6人兄弟の4番目で、他の兄弟は皆細身だったのに対し、伸明少年のみ体格に恵まれていた。小学1年の時から地元の相撲大会に出場し、3年生の時に地元・千葉県の柏相撲少年団で本格的に相撲を始めた。厳格な父の指導もあり最初は嫌がっていた稽古も積極的に取り組むようになった。少年団での稽古は1日4時間、週2回から3回であったが、学年が上がるにつれて自主稽古が増え、ある時期には週2,3回、家で30分間延々と四股を踏んでいた。「中卒で大相撲に入るまでずっと通していました。稽古は厳しかったけど、小さい頃はとにかく相撲が楽しかった記憶があります」と本人は少年団時代を振り返っていた。

 中学時代には全国中学校相撲選手権に千葉県代表として団体戦メンバーの一人として出場した。同じ団体戦メンバーには元幕内大翔鵬がいた。そして中学卒業と同時に千賀ノ浦部屋に入門した。元関脇舛田山の千賀ノ浦親方から「高校はいつでも行けるけど相撲は若いうちしか取れないよ」と口説かれ、これが決め手となった。四股名は師匠の現役時代の四股名から一字もらった「舛ノ勝」とした。入門同期生には輝、千代ノ皇らがいる。

続く