2025年9月場所を振り返って 優勝争い 千秋楽 大の里ー豊昇龍戦 相撲に関して
相撲は大の里が見ていくような形に対し、豊昇龍は左右に突き2発を入れた。これで上体が起きた大の里は思わず引いてしまい、そこを押し出された。もう少し攻防のある相撲が見られると思ったが、あまりにあっけない内容になった。これで優勝決定戦となったが、横綱同士の優勝決定戦は、2009年9月場所、白鵬が千秋楽の本割で追い付き、朝青龍と戦って以来(この時は朝青龍が優勝)16年ぶりとなった。
勝った豊昇龍は大の里の隙に上手くつけ込んだ感じがするが、決定戦に持ち込んだことを除いては語る部分があまりない。
一方負けた大の里は準備はできていたはずである。しかし立ち合いでほとんど踏み込んでおらず、この立ち合いでは勝てるはずがない。おそらく前日の不戦勝が響いたということだと思う。あまりに体が動いておらず、いかにも休み明けを思わせるような体の動きだった。取組前の琴風さんのコラムによる指摘が的中する格好になった。
続く
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