2025年9月場所を振り返って 優勝争い 8日目まで 豊昇龍全勝ターン
序盤5日間は4日目終了時点で全勝は豊昇龍と霧島の2人となった。そして5日目は霧島が敗れ、豊昇龍が早くも単独トップに立った。しかし看板力士の大の里と琴櫻も4勝1敗であり、場所全体が締まった形になった。
そして8日目終了時点では豊昇龍が全勝で折り返し、自身初の全勝ターンとなった。また1敗で大の里と平幕の隆の勝、正代の3人が追いかける展開となった。また琴櫻は7日目から連敗して3敗となり、この時点で優勝は厳しくなった。そして大関獲りの若隆景は5勝3敗で前半戦を終えた。大関に向けては厳しい状況になったが、スロースターターということで後半に調子を上げることが多く、まだ可能性があると見ていた。全勝の豊昇龍は過去最高の出来と言ってもおかしくない相撲内容を見せていた。立ち合いの当たりが鋭く、押されても一気に後退しないなど、力強い相撲を取っていた。一方対応力が持ち味の力士であり、盤石には見えなかった。よってこの調子がどこまで続くかという目で私は見ていた。大の里も1差で追走しており、理想的な展開で後半戦を迎えた。
続く
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