2020年9月場所を振り返って 優勝争い その3
14日目。正代は朝乃山と、そして翔猿は貴景勝との割が組まれた。正代は立ち合いでかち上げて朝乃山を押し込み、左上手を取ると最後は右手で朝乃山を豪快に押し倒した。完勝と言っていい相撲内容だった。翔猿は立ち合いから貴景勝を押し込んだが貴景 ...
2020年9月場所を振り返って 優勝争い その2
さて後半戦も混戦が続いたが12日目終了時点で優勝争いが絞れてきた。2敗が貴景勝、正代と新入幕の翔猿の3人、そして3敗が朝乃山と平幕の若隆景と阿武咲の3人である。2敗の役力士は2敗を守り、後半戦の土俵を引き締めた。そして翔猿である。身 ...
2020年9月場所を振り返って 優勝争い その1
大相撲9月場所は東関脇正代が13勝2敗という成績で悲願の初優勝を飾った。熊本県出身、そして東農大出身では初。時津風部屋では1963年名古屋場所の大関北葉山以来57年ぶりである。
初日から両横綱休場に加えて玉ノ井部屋で1 ...
木崎海引退について 受け身 元関脇逸ノ城に関して
4人目は元関脇逸ノ城である。現役力士であり、9月場所は4場所ぶりに幕内に復帰した。年齢は27歳である。またモンゴル人力士であり、身長192センチ、体重201キロの巨漢力士である。相撲の取り口は右四つに組み止めてから寄る相撲を得意とし ...
木崎海引退について 受け身の手本 元幕内朝乃若に関して
3人目は元前頭の朝乃若である。最高位は西前頭筆頭である。現在は年寄・若松であり、高砂部屋付きの親方である。身長176センチ、体重144キロであり、押し相撲を得意としていた。また三役経験がない上に金星もない。ちなみに金星とは平幕力士が ...
木崎海引退について 受け身の手本 元大関琴奨菊、元関脇寺尾に関して
一人目は元大関の琴奨菊である。現役力士であり、現在も幕内で土俵を務めている。身長180センチ、体重178キロであり、左四つからのがぶり寄りを得意としている。9月場所は左ふくらはぎの肉離れで3日目から休場するなど苦しい土俵になった。年 ...
木崎海引退について 怪我した相撲に関して
さてここで触れたいのが先述の今年1月場所6日目の勢戦である。攻防の中で勢に攻め込まれ、土俵際で手繰った。しかし結果として呼び込む形となり、そのまま押し倒された。そして足元のバランスが崩れたので頭から土俵下に転落した。受け身も取れてい ...
木崎海引退について 相撲の取り口
木崎海は身長174センチ、体重152キロであり、低い重心からの押し相撲を得意としていた。幕内でいえば体型も相撲内容も貴景勝に少し似ていた。また貴景勝が得意としている引きやいなしはほとんどなかった。そしてぶちかましてから押すという動き ...
木崎海引退について 来歴
8月27日に日本相撲協会は十両木崎海の引退届を受理したと発表した。慢性的な首の痛みが理由だがその原因は今年1月場所6日目の勢戦だった。押し倒しで敗れた際に土俵下に転落し、首を強打した。そしてしばらく立ち上がれなかった。7日目以降も出 ...
2020年7月場所個別評価 照ノ富士
東前頭17枚目 照ノ富士 13勝2敗
再入幕の場所だったが13勝2敗の好成績で5年ぶり2度目の優勝を飾ると同時に殊勲賞と技能賞を受賞した。初日から4連勝と好スタートを切った。そして5日目は高安との元大関対決となったが寄 ...