大相撲

 三賞は尊富士が殊勲、敢闘、技能のトリプル受賞となった。また殊勲賞は尊富士と大の里のうち優勝した方が受賞となったが、尊富士が本割で勝ち、優勝を決めたため尊富士が受賞した。三賞のトリプル受賞は2000年11月場所の琴光喜以来24年ぶりと ...

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 あと一つ、個人的に少し不満だったのは尊富士の対戦相手の相撲内容である。ほとんどの力士が正面からぶつかっており、成す術なく敗れていた。尊富士は先場所は十両優勝を果たしているが、それでも2敗している。また2敗の対戦相手は狼雅と北の若だっ ...

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 そしてもう一つは横綱の存在である。14日目の夜、救急車で運ばれた大阪市内の病院から部屋に戻ると、一度は師匠の伊勢ヶ浜親方に出場を止められた。そして断念しかけたが、その後自室に照ノ富士が「どうだ?」と訪ねてきた。尊富士は「この状況はき ...

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 千秋楽は尊富士が休場するのであれば午前中までに協会に休場届を提出する必要がある。しかし休場するという報道は入ってこない。この時点で強行出場することが分かった。また午後に師匠の伊勢ヶ浜親方が会場入りした時に初めて取材に応じた。師匠は「 ...

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 いずれにしても尊富士は自力で優勝を決められず、焦点は3敗の二人が勝てるかどうかに移った。大の里は阿炎戦が、そして豊昇龍は琴ノ若戦が組まれた。

 まずは阿炎と大の里の一番である。真っ先に感じたのは仕切りの時から大の里の雰囲 ...

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 14日目の注目は勿論尊富士と朝乃山の一番である。過去13日目を終えて二差を逆転された例はなく、尊富士が圧倒的に有利な状況である。しかし協会側は千秋楽まで優勝争いがもつれて欲しいと思っているはずであり、その意味で朝乃山にかかる期待は非 ...

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 琴ノ若は貴景勝戦が組まれた。相撲は琴ノ若が立ち合いからすぐに左上手を取り、つかまえたかに見えた。しかし貴景勝が右掬い投げでこらえると両者の動きが止まった。その後琴ノ若が強引に前に出たところを貴景勝が再度右掬い投げでこらえた。そして貴 ...

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 3敗力士よりも先に尊富士が土俵に上がった。相手は関脇若元春である。実力者であり、改めて真価が問われた。しかし結果は尊富士の圧勝だった。立ち合いから頭でぶちかますと右はおっつけ、左は差す形であおって寄り立てた。しかし若元春も左は差して ...

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 さて尊富士が初黒星を喫したものの、新入幕力士の独走が審判部を動かした。13日目の取組編成会議がこの日の打ち出し、つまり全取組終了後に開かれる措置が取られた。通常は千秋楽の割に限り、14日目の打ち出し後に決定される。最近では去年の11 ...

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 12日目は尊富士は豊昇龍戦が組まれた。勝てば大鵬の新入幕の連勝記録を抜くこととなり、注目が集まった。相撲は尊富士が左を差し、右はおっつけの形で一気に寄った。しかし豊昇龍は当たってすぐに右へ体を開くと上手は取れなかったものの小手投げで ...