大相撲

 弟子の阿炎と比較されることも多いが、阿炎は身長は186センチで師匠と同じくらいだが体重は156キロあり、阿炎の方がスケールが大きく、上を目指せる体型をしている。

 相撲の取り口は似ているが、阿炎は突き・押しが得意とはいっ ...

大相撲

 兄の逆鉾も最高位は同じく関脇だったが、逆鉾は関脇を9場所連続で務めていた時期があり、大関候補と言われていた。一方寺尾は大関候補と言われたことはなく、上位力士に挑戦するという立場だった。

 対千代の富士戦に関しては寺尾が1 ...

大相撲

 次は1991年3月場所の貴花田戦である。貴花田は後の横綱貴乃花である。この場所は18歳の新鋭貴花田が初日から10連勝での対戦となった。相撲は激しい突っ張り合いとなったが俵に詰まった貴花田が左廻しを取り、出し投げを打つと形勢が逆転した ...

大相撲

 思い出の土俵としては2番挙げたい。まずは1989年11月場所の千代の富士戦である。相撲は立ち合いから寺尾が激しく突っ張るも千代の富士は下からあてがって応戦した。寺尾の突っ張りが何発か顔面にも入る激しい相撲となったが千代の富士が寺尾の ...

大相撲

 相撲の取り口に関しては突っ張り、押し、いなし、叩きを得意としていた。若い頃は回転の速い突っ張りといなしで勝負していた。そして晩年は突っ張りの後、父、兄が、得意としていた両差しの相撲を取るようになった。私の記憶では激しい突っ張りの一方 ...

大相撲

 それでも年齢に加えて力士の大型化が進んだこともあり、2000年7月場所はついに十両に転落した。周囲から引退の声も聞かれたが本人は続行を決意。2001年3月場所では5場所ぶりに幕内に復帰した。38歳での再入幕は年6場所制以降では最年長 ...

大相撲

 その後1985年1月場所で12勝3敗の好成績で十両優勝を果たし、翌3月場所で新入幕となった。またこの場所は寺尾を含めて4人が新入幕となったが寺尾と同じく花のサンパチ組(昭和38年生まれ)の一人として活躍した元関脇・琴ヶ梅、地味ながら ...

大相撲

 元関脇寺尾の錣山親方が2023年12月17日にうっ血性心不全のため入院先の病院で死去した。60歳だった。元関脇鶴ヶ嶺の三男として生まれ、長男の元十両・鶴嶺山、次男の元関脇・逆鉾とともに井筒三兄弟と言われ、名を馳せた。逆鉾は2019年 ...

大相撲

 今場所は9勝6敗で勝ち越した。前半戦は4勝4敗で折り返した。そして後半戦は白星を増やし、13日目に勝ち越しを決めた。翌14日目は英乃海を寄り切りで破り、来場所の新入幕に向けて大きな9勝目を挙げた。

 内容に関しては今場所 ...

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 今場所は十両二場所目であり、東十両5枚目だったが12勝3敗の好成績だった。4連勝スタートを切ったが5日目は玉正鳳に敗れて初黒星。8日目は琴勝峰に敗れ、前半戦は6勝2敗で折り返した。そして後半戦は10日目に島津海に敗れて3敗目。しかし ...