元横綱・曙の死去に関して 横綱昇進後 膝の怪我と貴乃花との大熱戦
横綱土俵入りは雲龍型を選択し、東関親方と同じ高砂一門である元横綱千代の富士の九重親方が土俵入りの指導を行った。新横綱の1993年3月場所は10勝5敗で終わり、翌5月場所は千秋楽結びの一番で貴ノ花と13勝1敗の相星決戦で惜しくも敗れ、 ...
元横綱・曙の死去に関して 横綱昇進まで
話を戻すと1990年3月場所で新十両となった。そして同年9月場所は若花田(後の若乃花)、大翔山、貴闘力とともに新入幕となった。その後1992年5月場所千秋楽では若花田を一気に押し倒し、幕内初優勝を果たした。この場所は関脇であり、これ ...
元横綱・曙の死去に関して 幻に終わった千代の富士戦
さてこの時楽しみにしていたのが千代の富士との対戦だった。千代の富士は強かったものの曙の突き押しも強烈であり、非常に興味深かった。また千代の富士は同じくハワイ勢の小錦との初対戦では一方的な内容で押し出されており、同じことが繰り返される ...
元横綱・曙の死去に関して 佐渡ヶ嶽部屋への出稽古 なぜ苦手だった琴錦戦がお得意様になったのか?
元琴錦は理由をこう振り返る。「曙の腰が据わるようになったんですよ。以前は腰高のまま突いてきたのが、腰がしっかり据わった状態で長い手がグンと伸びてくるから、体重が乗って一発一発が更に重くなりました。伸ばした手の戻りも早くなって、なかな ...
元横綱・曙の死去に関して 佐渡ヶ嶽部屋への出稽古 天敵だった琴錦戦
また2メートルを超える体格を生かす技術を身に付けるために、師匠の元関脇高見山の東関親方は積極的に出稽古をさせた。特に佐渡ヶ嶽部屋には新弟子の頃から大関に昇進するまで毎日のように通っていたらしい。
そして当時佐渡ヶ嶽部屋 ...
元横綱・曙の死去に関して 稽古場でのエピソード
同期入門は横綱貴乃花、横綱三代目若乃花の他に大関魁皇や小結和歌乃山などがおり、そうそうたる顔ぶれだった。そして出世していくわけだが、曙を語る上で本場所の土俵以上に稽古場での出来事は欠かせない。三段目時代の1989年3月場所は、当時屈 ...
元横綱・曙の死去に関して 入門まで
大相撲で史上初めて外国出身横綱となり、プロレスラーに転身した曙太郎さんが4月上旬に亡くなったことが4月11日に分かった。死因は心不全であり、54歳だった。心よりご冥福をお祈りしたい。
2017年4月にプロレスの試合後に ...
大の里の今後を占う 最後に
5月場所は新小結となったが二桁勝利を挙げられるかが一つのポイントとなりそうだ。二桁勝てば大関昇進への起点となり、そのままの勢いで大関に上がりそうである。逆に二桁勝てなければ大関に向けては少し時間がかかるということになる。個人的には既 ...
大の里の今後を占う 不祥事に関して
書こうか迷ったが、今後を占う上で触れない訳にはいかない。一部報道では飲酒強要疑惑が伝えられているが、もし事実だとしたら今の時代ではあってはならないことである。ただ時代が変わっても大相撲の番付社会は全く変わっていない。よって一歩間違え ...
大の里の今後を占う 師匠の紹介 元幕内北はり磨のエピソードに関して
そして師匠の話ではなく、ここでは北はり磨(はりは石へんに番という漢字)のエピソードを取り上げたい。北はり磨は2024年3月場所で3年半ぶりに十両復帰を果たした。9度目の再十両は史上最多タイであり、37歳は戦後二位の高齢記録となる。番 ...