2021年9月場所個別評価 貴景勝
今場所は4度目のカド番となったが8勝7敗で勝ち越した。3連敗スタートとなり、私はこの時点でカド番脱出は無理だと思っていた。その後連勝するも6日目は玉鷲に敗れて4敗となり、カド番脱出に向けて更に苦しい星勘定となった。しかし7日目以降は ...
2021年9月場所個別評価 正代
今場所は8勝7敗という成績に終わった。初日は豊昇龍に敗れて黒星スタートとなり、前半戦は5勝3敗で折り返した。そして後半戦は連勝し、11日目に勝ち越しを決めた。しかし12日目からは4連敗し、8勝で場所を終えた。4連敗のうちの2人は優勝 ...
2021年9月場所個別評価 照ノ富士
新横綱の場所だったが13勝2敗という成績で5回目の優勝を飾った。全勝で前半戦を折り返した。しかし9日目は大栄翔に敗れて初黒星。そして12日目は明生に敗れて2敗となったが優勝争いではリードを保ち、千秋楽は自身の取組の前に妙義龍が敗れて ...
2021年9月場所個別評価 白鵬
部屋の力士の新型コロナ感染により全休となったが千秋楽翌日に引退を表明し、9月30日に引退と、年寄・間垣の襲名が承認され、正式に発表された。どうやら7月場所に10連勝をした時点で引退への決意を固めたようである。そして全勝優勝後、協会に ...
2021年9月場所を振り返って 優勝争い その4
妙義龍と明生の一番だが明生は新関脇で7勝7敗とまだ勝ち越しが決まっていない。明生にとっても負けられない一番だった。相撲は明生が立ち合いからぶちかまして突き上げると右に変化しての肩透かしに妙義龍が両手を付いてしまった。この瞬間に照ノ富 ...
2021年9月場所を振り返って 優勝争い その3
結びは照ノ富士は貴景勝戦だったが突き離され、なかなか廻しが取れない。そしてようやく左上手を取ったものの上手は深く、体勢も棒立ちである。最後は上手投げで仕留めたものの、相手が突き押しだけの力士ということで助かった部分もあったと思う。千 ...
2021年9月場所を振り返って 優勝争い その2
そして10日目、11日目と照ノ富士は連勝したものの、いずれも長い相撲となった。特に11日目の高安戦は膝がしっかり曲がっておらず、腰高になっており、何とか勝ったという相撲内容だった。この時点で既に膝に疲れが溜まっていたのかもしれない。 ...
2021年9月場所を振り返って 優勝争い その1
2021年9月場所は新横綱の照ノ富士が2場所ぶり5度目の優勝を果たした。宮城野部屋の力士がコロナ感染したのが理由で白鵬が休場し、一人横綱となったが見事に優勝を飾った。新横綱での優勝は2017年3月場所の稀勢の里以来、史上9人目の快挙 ...
祖父の背中を追いかけて 琴ノ若 最後に
9月場所は3勝7敗5休という成績に終わった。9日目の宝富士戦で左膝を痛め、10日目から休場した。残念な結果になったがそれでも8日目は正代を上手投げで破り、記念すべき対大関戦初勝利を挙げた。立ち合い負けし、左を差され、一気に寄られたも ...
祖父の背中を追いかけて 琴ノ若 元兄弟子の存在
元兄弟子とは元大関琴奨菊の秀ノ山親方と元関脇琴勇輝の君ヶ濱親方である。琴奨菊はがぶり寄りで、そして琴勇輝は突き押しで活躍した。また琴奨菊は去年、琴勇輝は今年引退したばかりの新米の親方である。
琴ノ若の父が現佐渡ヶ嶽親方 ...