目指せ三役! 佐田の海 来歴 38歳での三賞受賞

 2022年9月場所は西前頭5枚目だったが関脇豊昇龍や大関御嶽海を破るなど久々に上位で存在感を見せ、9勝6敗で勝ち越した。しかしこの場所は前頭筆頭~4枚目までの8人中6人が勝ち越しており、その内3人が二桁勝利ということで次の11月場所は西前頭4枚目と僅か1枚の上昇に甘んじた。そしてこの場所も8勝7敗で勝ち越したが、先場所同様自身より番付が上の平幕力士7人中5人が勝ち越しており、翌2023年1月場所は西前頭4枚目と番付据え置きとなった。この場所は6勝9敗で負け越し、その後は上位力士と対戦できる番付には戻れていない。また上位力士を倒したものの、他の平幕力士以上にアピールできなかった感じがする。

 2025年1月場所は東十両筆頭となり、20場所ぶりの十両となった。年齢的にも踏ん張りどころだったが14日目に勝ち越しを決め、1場所で幕内に復帰した。そして同年5月場所は3年ぶりに二桁勝利を挙げ、3度目の敢闘賞を受賞した。また38歳14日での三賞受賞は史上4位の高齢記録となった。そして2025年9月場所は東前頭14枚目で迎えている。

続く