四股名はどうなる? 草野 最後に
2025年7月場所は新入幕ながら敢闘、技能のダブル受賞となった。仮に優勝していたら三賞独占となっており、去年の3月場所でトリプル受賞となった尊富士と同等の評価だったことが分かる。ある程度は予想できたことだが、改めて能力の高さを示した。
勿論11勝は立派だが、厳しく言えば終盤は若隆景と高安に負けており、技量の高い相手に上手く相撲を取られた印象がある。今後は技量を磨くと同時にいかにして自分の流れに持ち込むかが課題となる。一方霧島戦は押し込まれたものの得意の右四つに組み止めると寄ってからの右外掛けで仕留め、役力士から初勝利を挙げた。自分の形に持ち込めば上位力士に勝てることを証明した。よって上位の中に入っても相撲が取れるだけの力量を持っているのは確かである。
また新入幕の前は十両で2場所連続優勝を果たしており、勢いがあるのも事実である。おそらく三役まではこのままの勢いで上がれそうであり、問題はその後だと思っている。やはり目先の結果にこだわるのではなく、先を見据えた稽古に取り組みたい。そしてその中で得意の連続攻撃を磨くことが大事である。
最後に四股名はどうなるのか?。師匠が交代したこともあり、非常に気になる。そしてふと思ったのだが、宮城野部屋に入門予定だったのでそのままということも考えられる。その意味では四股名変更はデリケートな問題でもありそうだ。
7月場所中に首を痛めていたようであり、その回復具合が気になる。しかし大の里のように一気に駆け上がってもおかしくないくらいの能力は持っている。そして上位力士による争いが更に激しくなることだけは間違いなさそうだ。
終わり
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