四股名はどうなる? 草野 部屋の存在 近況に関して

 2025年7月場所現在力士数は33人であり、大部屋である。また関取は7人おり、幕内は伯桜鵬、尊富士、熱海富士、翠富士、草野の5人である。そして十両は宝富士と錦富士の2人である。幕内は照ノ富士が引退したので看板力士の誕生が待たれる。十両は宝富士はベテランであり、9月場所は正念場である。錦富士は元幕内であり、一場所でも早く幕内の土俵に復帰したい。

 関取予備軍の幕下には6人おり、そのうち炎鵬は元幕内、天翔鵬と川副は元十両である。そして聖富士、松井、聖白鵬の3人は新十両を目指す力士である。聖富士は十両まであと一歩であり、今が踏ん張りどころである。押し相撲が得意だが、関取に向けては何か一つ突き抜けたものが欲しい。とはいえ十両に一番近い存在なのは間違いない。松井は体重114キロの小兵だが動きが速い。そして今年7月場所は幕下上位の番付で初めて勝ち越した。今後は幕下上位で揉まれながら番付を上げていきそうだ。そして聖白鵬はモンゴル出身で身長195センチの長身である。体型は前師匠の元横綱白鵬に似ている。次の9月場所は自己最高位の東幕下10枚目となった。まずは幕下上位の番付に慣れたいが、潜在能力が高く、一気に十両昇進という可能性を秘めている。

 稽古は厳しく、1日50~60番相撲を取るのが当たり前の部屋である。最近は相撲界全体として稽古量が減ってきているが、伊勢ヶ浜部屋だけは昔ながらの稽古であり、その点で他の部屋とは一線を画している。そして競争で生き残った者だけが関取に上がれるといった構図であり、場所での結果以前に部屋での生存競争が厳しいのは容易に想像がつく。

続く