ラダーの申し子! 嘉陽 来歴 新入幕まで

 大学卒業後は二所ノ関部屋に入門し、2022年5月場所で三段目最下位(90枚目)格付出しで初土俵を踏んだ。初土俵の場所は6勝1敗であり、続く7月場所と9月場所は5勝2敗とし、入門4場所目の同年11月場所で幕下に昇進した。この場所は6勝1敗の好成績だったが次の2023年1月場所で入門以来初めて負け越した。この後同年9月場所と11月場所はいずれも6勝をマークし、2024年1月場所は東幕下筆頭に番付を上げたが3勝4敗で負け越した。しかし同年5月場所は西幕下筆頭で5勝2敗とし、場所後の番付編成会議で翌7月場所での新十両昇進が決定した。その直後の5月30日に開かれた日本相撲協会の理事会で、同年6月1日付で新設される中村部屋に転籍することが決定した。これにより元関脇嘉風の中村親方が師匠となった。また中学時代からの同期生の白熊は二所ノ関部屋に残留し、別々の部屋となった。

 新十両の2024年7月場所は西十両12枚目で7勝8敗と負け越したものの十両残留を決めた。次の9月場所は初日から5連勝し、11勝4敗の好成績だった。その後は十両上位の番付に定着すると2025年3月場所は東十両2枚目で9勝6敗とし、次の5月場所で新入幕となった。また沖縄県からは6人目の入幕力士である。

続く