これぞ理想の横綱! 照ノ富士 照ノ富士の後を継ぐ横綱、横綱候補に関して 豊昇龍、大の里
ここでは横綱に昇進した豊昇龍と大関の大の里、琴櫻に関して語りたい。
豊昇龍は照ノ富士と入れ替わる形で横綱に昇進した。成績はやや物足りないものの、興行面を考えたら仕方がない部分もある。今年3月場所は5勝5敗5休であり、途中休場という結果に終わった。体重は149キロと上位力士の中では軽量である。よって間違っても照ノ富士を手本としてはいけない。それなりに受けて立つ相撲を取りつつも、まずは勝つことが大事である。動きを止められると苦しくなり、捨て身の投げ技しかなくなるので、基本的のは前に出ての速い相撲が求められる。年齢は25歳と若く、ここから成長できるかが焦点となりそうだ。横綱ではあるものの、力を付けつつ責任と役割を果たしていきたい。
大の里は今場所は綱取り場所であり、横綱に上がれるかが注目される。8日目終了時点では全勝で単独トップであり、先場所優勝したことを考えると綱取りの可能性がかなり高くなったと見ている。また入門して僅か2年で3回幕内最高優勝を果たしており、綱取りは時間の問題である。ということで近いうちに二横綱となることが予想される。体は大きいものの、照ノ富士のような受けて立つ相撲や、時間をかけて相手を料理する相撲は取れなさそうである。出足と馬力を生かした前に出る相撲を取り、速い相撲を取る中で技量を身に付けるのが最善と言えそうだ。横綱に向けてというよりも、横綱に上がった後、横綱としての役割を果たせるかがポイントである。
続く
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