元大関の肩書を嫌う男! 正代 2022年7月場所まで
翌2022年も苦難の土俵が続いた。1月場所は13日目に負け越しが決まり、6勝9敗で場所終え、3月場所は3度目のカド番となった。その3月場所は4連敗スタートとなったが中盤から巻き返し、14日目は優勝争いのトップを走っていた高安を下して勝ち越した。初日から4連敗した後にカド番を脱出したのは史上初めてとなった。この記録は今後破られない「偉業」となるかもしれない。そして千秋楽も優勝争いを演じていた若隆景に勝って、9勝6敗で場所を終えた。成績はともかく、優勝争いに絡んだ2人に勝ったということで存在感を見せた。
次の5月場所も3連敗スタートだったが、今度は巻き返せず、13日目に負け越しが決定した。結果的に5勝10敗で場所を終え、7月場所は4度目のカド番となった。
7月場所も5月場所同様3連敗スタートとなり、カド番脱出が危ぶまれた。しかし6日目から7連勝し、12日目に勝ち越しを決め、カド番を脱出した。理由はあり、場所中に立ち合いで膝の角度を変え、腰が割れるようにしたことを明かしている。この場所は10勝5敗で終え、1年半ぶりとなる大関での二桁勝利となった。
続く
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