奄美を背負って立つ男! 明生 来歴 入門~新入幕まで
立浪部屋に入門し、2011年5月技量審査場所で初土俵を踏んだ。同期生には照ノ富士、千代大龍、常幸龍などがいる。そして高校・大学を卒業した同期生も多い中で前相撲は2連勝し、一番出世を決めた。その後も三段目に昇進した場所は負け越したものの、入門から2年足らずの2013年1月場所で幕下に昇進した。しかし腰のヘルニアを患ったこともあり、1年半ほどは幕下と三段目の往復が続いた。しかしヘルニアを治し、独学で食事法を学んだ結果体重が増えた。そして2014年5月場所に三段目で6勝1敗の大勝ちをしたのを最後に幕下へ定着した。
その後同年11月場所では幕下上位の番付も経験した。また「十代で関取」を目標として掲げていたが、目標は達成できなかった。しかし2016年9月場所は東幕下3枚目で4勝3敗と勝ち越した。そして場所後の番付編成会議で翌11月場所の十両昇進が決定した。新十両会見では、出稽古先の伊勢ヶ浜部屋で、行くたびに日馬富士から声を掛けられたことを語っていた。「チャンスは誰にでもある。ただ何回もやって来るものじゃない。次に、いつ来るかも分からない。来たチャンスを自分でつかみなさい」と言われたことが関取昇進につながったようだ。
新十両の場所は5勝10敗で壁に跳ね返された。しかしその後は幕下で2場所連続で勝ち越し、2017年5月場所は再十両となった。この場所は9勝6敗で勝ち越すと十両に定着した。その後は徐々に番付を上げ、2018年7月場所で新入幕となった。
続く
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