角界のスプリンター! 尊富士 来歴 新十両の場所まで

 初めて番付に名前が載った2022年11月場所は、6番相撲で元幕内の旭大星を破るなど7戦全勝で序ノ口優勝を果たした。続く2023年1月場所も7戦全勝で序二段優勝を果たした。三段目に上がった同年3月場所は4番相撲で敗れ、初土俵からの連勝が17で止まった。しかし6勝1敗として5月場所では新幕下となった。

 幕下でも勝ち越しを続けると同年11月場所は西幕下筆頭まで番付を上げた。そして5番相撲で勝ち越しを決め、新十両昇進が決定的となった。最終的には6勝1敗で終え、場所後に行われた番付編成会議を経て、2024年1月場所での新十両昇進が決定した。

 新十両の場所では初日から圧倒的な強さを見せつけ、十両で唯一となる中日勝ち越しを決めた。また新十両中日勝ち越しは1場所15日制定着となった1949年以降史上8人目となった。そして14日目は千代栄を押し出しで破り、千秋楽を待たずに十両優勝が決定した。千秋楽も勝ち、13勝2敗で場所を終えた。

続く