2026年7月場所を振り返って 優勝争い 12日目 琴栄峰ー熱海富士戦
2敗の琴栄峰は3敗の熱海富士戦だった。初顔合わせである。相撲は琴栄峰が当たり負けしたものの下がりながら左を差した。そして熱海富士に右から抱えられたものの、熱海富士の右巻き替えに乗じて右を差して寄り立てた。しかし残され、今度は熱海富士の左上手を切って寄り詰めたものの土俵際で熱海富士が右から突き落とし、左足から出ながら這わせた。軍配は琴栄峰に上がったが物言いが付き、同体取り直しとなった。
取り直しの一番は琴栄峰の右張り差しに熱海富士が怯まずに左上手を取ると右から起こして寄り立て、右から突き落とそうとする琴栄峰を逃さず寄り切った。
勝った熱海富士は3敗を守った。取り直し前の一番も攻め立てられた割には最後は土俵際で粘りを見せ、取り直しに持ち込んだ。そして取り直しになれば巨体であり、稽古十分なので有利である。張り手にもめげずに自分の相撲を取り、琴栄峰の挑戦を退けた。3敗ではあるものの東関脇ということで上位戦を残しており、安青錦ともまだ対戦していない。白星を重ねればという条件が付くものの、初優勝の可能性も出てきた。
一方負けた琴栄峰は3敗に後退した。ただ取り直し前の一番は自分の持てる力を発揮しており、取り直しの一番も精一杯相撲を取った結果である。負けはしたものの力は付けてきており、見せ場十分の好内容だった。また連敗となったが自分の相撲は取れており、内容は決して悪くない。逆に熱海富士相手にここまで相撲が取れるくらい強くなったという点で個人的には感動している。
続く
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